2013年5月6日月曜日

いつかは・・・

いつかは、川のそばに住みたいと思っています。海も山も好きだけど、川の場合はその「好き」とはちょっと意味が違って・・・、たぶん子供のころよく遊んだ川べりが自分にとっての原風景になっているのでしょう。
 
ご挨拶遅れましたが、今回の田都会ブログは遠藤誠建築設計事務所、遠藤がお届けしています。
今はたまプラーザにある家づくりカフェ http://denen-arch.com/annaizu.html でこのブログを書いていますが、ここへ来る田園都市線で多摩川を渡る度にそう思います。
本当は川が見えたら、子供みたいに靴を脱いで後ろ向きに座りたいくらいなのですが、40過ぎのおじさんがそういうことをしているのをあんまり見かけたことがないので、いつも我慢しています。
 
川の良さは、視覚だけじゃないですよね。というかむしろそれ以外の要素が自分にとっては大きい。土手の向こうから聞こえるせせらぎの音とか、街中よりもちょっと涼しく湿っぽい風とか、夏草と入り混じった川原の匂いとか・・・。
 
ここで話はちょっと変わりますが、建築も住まいもそういう見た目じゃない部分の良さを、最近は意識するようになりました。名作といわれるような建築、特に竣工してちょっと時間のたった優れた住宅などを体感する機会があると、必ずと言っていいほどこの感覚、空気感というか、が漂っている事を感じます。
 
出来ればこの空気感を、織り込み済みで設計できればいいのですが、かなり難しい事ですし、そこまでの技量は私にはまだ・・・。とりあえず今は、そこに在るべき建築の姿を目指して必然たるデザインを探し出し、住まい手に大事に使って頂ければ、いつかはそんな風になるといいな~と、思っている今日この頃です。

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